2010年3月31日水曜日

不便

曲がりなりも大学では音を学び、現在音に関する職業についているワタクシはよく次のような相談を持ちかけられる。
「今度家のオーディオを買うんだけど、なにがいいの?」とか、
「ホームシアターはどこのがいい?」
「やっぱジャズはJBLがいいんでしょう?」
「アンプは?」
「こんなケーブルどう思う?」
などなど。
そして最後は決まって
「あなたは何を使ってるの?」
プロだから相当なシステムを持っていると思われるんでだろうけど、CDプレーヤーはもちろん、コンポと呼ばれるものは家に無く、CDプレーヤーの再生ボタンを押すのはここ何年も仕事の時だけだったり。

 普通のウィンドウズPCのiTunesで再生して、2.1chの小さいスピーカーが机の上にあるだけ。
そんなもんです。

これが良いか悪いかは別として、高級オーディオのお話は質問される方のほうが詳しい場合がほとんど。確かにアンプやスピーカーケーブル、電源ケーブルを交換すれば音も変わる。専門雑誌が評価してるし。ディープでマニアな楽しい世界がそこに存在している。
 しかしあまりそういうことに興味がない、、、。

・・・・・・・・・・。

いや、少しはあるが何十万も出して購入するほどの意欲がない。(要するにお金が無い)
どっちかというと音質よりも音楽だと思う派なので極端な話音が出ればスピーカーなんてなんでもいいのかもしれない。(仕事は別)しかし家でまったく音楽が聴けないというのはいろいろ不便だ。
実は先月の中ごろから家で音楽が聞けない状態が続いる。
もっぱらカーステや通勤中のiPodで音楽を聴いていることが多いため、家で音楽をじっくり聴くということも最近していないのだけど、まったく聴けないのは何だかねぇ・・・。


それは突然のことだった。
自分の部屋など無い2児の父のワタクシは、リビングの奥にある本箱に併設されたパソコンデスクが唯一の自由にできる場所。一人の時はほぼそこ。
いつも何か作業をするときはネットラジオをかけながらすることが多いので、その日も例に漏れずPCを立ち上げ、スピーカーの電源を入れる。
と、その瞬間。

「ボッ!」

耳に空気の圧力を感じるくらいの爆音。
鳥のように腕をバタつかせてしまった。
分かりずらいな・・・・
子供向け番組でよくやる「ワクワク」という動作を高速で何回も行ったと言えば分かりやすいだろうか・・・。
たしか、ワクワクワクワクワクワク~くらいだったかな。

その後、「ザァァー」というノイズがしばらく聞こえてだんだんフェードアウト(ゆっくりなくなる)。
どう考えても、なかの電気回路でなにかがショートして弾けたっぽい。簡単に言うと壊れたってこと。

2.1chの小さなシステムで、アンプはウーハーの中にある。ちなみにBlueSkyのEXOというやつ。スタジオモニターメーカーとして有名だが、これはそのデスクトップ向け製品。
小遣い制のお父さんにとってたやすく更新できる範囲ではなかったので、苦し紛れにウーハーを中を空けてみたところ、やっぱりコンデンサーから液体が噴射して周辺が焦げている。
あ~あ。

自分で修理をあっさり断念して、購入元に修理見積もりを取ることにした。保障期間である1年はとうに過ぎている。つまりお金がかかるわけだ。

選択肢は2つ。
見積り額が小遣いで払える範囲なら修理してもらう。予算は1万5千円まで。
見積り額が予算をこえるようなら、あきらめて自分で直す(直せるのか?)か別のものを新規購入する。予算は同じ。

で、電話してみたところ。

なんとっ!
無料で修理OKです。
だと。

なんで?の問いに担当者さん曰く
どうも近々EXO2が出るとのことで、その発売に合わせてメーカーが無償でその基盤と入れ替えてくれるのだそうだ。ただし発売は4月なので1ヶ月半ほど待たないといけない。待てない場合は今の基盤を修理して、費用もかかるとの事。
そりゃ、後者を選ぶわな。待ちます待ちます。
しかし、なんでそんなに寛大な処置をメーカーがしてくれるのか・・・。もしかしたら、こういう故障ケースが多いのかもしれない。
何はともあれ、あと少しはスピーカーから音楽の聞こえない生活が続くわけです。基盤のバージョンが上がったら、音はどうなるんだろうなぁ~。楽しみ。

2010年3月6日土曜日

iTunes

今、会社にある音源ライブラリー(CD)をすべてデータ化しようと目論み中。
それにともなって、やろうやろうと思っていた自宅のCDもデータ化中です。
といっても短順にiTunesに放り込むだけ。便利なソフトです。今のところ617アーティストがハードディスクに入ってますが、まだ終わりそうも無い・・・。

ふと思えば、家でCDプレーヤーを使わなくなったのは、いつからなんだろうか?
覚えてない・・・・
たぶん7,8年前からだと思われる。最近はもっぱらiTunesで再生。
音の仕事してるんだからちゃんとプレーヤーで聞けよと言われるかもしれませんが、案外PCで再生した方がヘタなCDプレーヤーで再生するより音がいい場合があるのです。(非圧縮のAIFFかWAVに限る)
理由を書くと長くなるのでやめますが、それなりのオーディオボードを積んで、それなりのモニタースピーカーを繋げば、パソコンも立派なオーディオ機器になります。
まぁ、家でも通勤でも会社でもiTunesは必須アプリになっているわけですが、最近ふとインポート設定をみたら、なにやら新しいプリセットが加わっているのを発見した。

iTunes Plus

どのバージョンから加わったのか分からないが、なんか違うのか?新しい圧縮形式?
この際だから、いろいろ調べてみた。

iTunesにはAAC , AIFF , WAV , MP3 , Appleロスレスの5つのインポート方法がある。要するにCDをどんなデータでパソコンに取り込むかってこと。

AIFFとWAVは非圧縮の形式で、理論的には音質はCDクオリティーのまま維持される。
Macの非圧縮オーディオ標準形式がAIFFでWindowsの非圧縮オーディオ標準形式がWAVだ。

Appleロスレスと言うのは、非圧縮のAIFFやWAVの約60%ほどの容量に圧縮できるが可逆圧縮なので、再生時に解凍されてもとのデータに戻るため、音質の劣化が無い。ただ、これが再生できるのはiTunesのみ。

MP3は有名で、圧縮オーディオと言えばこれを思い起こす人も多いのでは。人間の聞こえない範囲の周波数をカットしてデータ容量を抑え、データはAIFF,WAVの10分の1ほどすることが出来る。ほとんどのソフトやプレーヤーが対応しているため、汎用性は高いが他の形式に比べて圧縮率に対して音質が悪い。とくにiTunesでMP3化したものが悪い傾向にあるようだ。これはアップルがAACを推奨したいためと言う噂もある。

AACはMP3の進化形で高圧縮、高音質をうたったもの。ヨーロッパ圏のDVDのオーディオフォーマットはこれらしい。サンプリング周波数が、MP3が最大48Khzまでだったのに対して、AACは最大96Khzまで行ける。何もしないでiTunesでCDを取り込むとこのAAC形式でエンコードされる。


iTunes PlusはこのAACでエンコードされるらしい。では従来のものと何か違うんだろうか?
いろいろ調べてみたら、単に従来の基本設定「128kbps AACエンコーディング」を倍ビットレートの「256 kbps AACエンコーディング」し、DRMをフリーにしたらしい。もちろんこのビットレートが高いほど音質はいい傾向にある。前のバージョンでもこの設定は選べたが、「iTunes Plus」というプリセットを標準仕様にしたようだ。
 DRMというのはデジタル著作権管理のことで、従来はiTunes Storeで購入した音楽ファイルにはこの著作権情報が付加されており、自分のIDが入力されているPC以外では再生できないようになっていた。それが今回フリーになったようだ。ということは単にコピペできるってことなのかな?
 これには、「iTunes Store」での音楽配信が関係しているみたいで、要するに配信音楽のビットレートが従来の128kbbsから256kbbsに上がったために、iTunesのエンコードプリセットにも加えられたというほうが正しい。通信速度も上がりハードディスクも大容量のものが安価になったため、アップルも配信音楽のデータを大きくして高音質化を図ったみたいだ。そしてアマゾンがDRMフリーのMP3配信をしているので、これに対抗するためDRMをフリー化したのだと思われる。
 
 個人的に音楽配信にはあまり利用しない(配信で購入するよりCDを買う葉派)ので、DRMフリーよりもビットレートのほうが興味がある。
 ある検証結果では、128kbbsでは16Khz以上の劣化が激しかったが、256kbbsになって改善され、かなり非圧縮の波形にかなり近い形になったらしい。一度ちゃんと聞き比べてみよう。

2010年3月5日金曜日

セキュリティーソフト更新

初めて買ったパソコン(初期型iMac revB)のときからずっと浮気せずにノートン先生です。
最近はこんなんで売ってるんですね。
早くて便利。
期限切れたら256MBのUSBメモリーとして使えるなぁ。
使わないか・・・・。

2010年3月4日木曜日

ひな祭り

昨日は下の子の初節句でした。
という口実で、酒と料理をたらふくいただきました。